高効率の単結晶太陽光電池開発

シャープ(大阪府大阪市)は新型高効率単結晶太陽電池の開発に成功し、今年度内に新型のセルからモジュールまでを、同社の堺工場にて量産を開始することを発表した。この新型太陽電池を使用した住宅向けルーフトップ型商品の今年度中の出荷を目差す。
新型開発では、受光面に電極がないバックコンタクト構造を採用。従来のタイプは受光面と裏面双方に電極を取り付けており、受光面の表面積のロスがあった。今回の新型ではこのロスを克服し、受光量は約5%アップした。
また、独自技術の開発により従来型よりも電気抵抗の低減と電圧出力の向上に成功し、より高効率なものとなった。さらにセルの薄型化で材料コストの低減を実現しており、今後も技術開発を並行して行うことで、モジュールの変換率を現行の17%から20%にまで上昇させることに成功した。
同社ではタイ王国太陽光発電の一括受注をしており、今年の7月に着工を始め来年末に運転開始予定だ。また、イタリアでは独立太陽光発電事業を現地の電力会社と共同で展開するため、合弁会社を設立するなど海外展開も進んでいる。
同社は国内の太陽電池市場においても、順調に業績を伸ばしており、中でも戸建て・集合住宅用で大きなシェアを占めている。

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