オーナーレポート作成サービスを開始

リクルート(東京都千代田区)が運営する不動産ポータルサイトSUUMO(スーモ)は、管理会社向けに「オーナーレポート」作成サービスを開始した。SUUMOに掲載している同エリア、同タイプの競合物件最大6戸と賃料や広さ、設備、駅からの距離などを比較することができ、オーナーに対する「ドアノックツール」として活用できるとしている。
 作成するレポートは2種類。「周辺相場レポート」は、任意で選択した競合物件の個別情報と当該物件を比較するため、SUUMOでの閲覧回数順などで並び替えることができる。また、周辺物件の相場推移も平方m賃料または坪賃料でグラフ化して表示する。
もう1つの機能である「設備レポート」は、周辺物件の設備付帯状況や、ユーザーがSUUMO検索時にチェックする設備などのこだわり条件を「SUUMO検索率(カスタマーニーズ)」として項目ごとに、チェック回数をグラフ化して表示。当該物件と周辺物件との設備、条件の違いや、カスタマーニーズをあわせて見比べることができる。
これらレポートは表紙と合わせて4枚で1セット。オーナーに提出する際はA3サイズでプリントすることを推奨している。
「空室対策の提案をしたくても、オーナーを訪問する際の材料がないという管理会社の声を反映しました。SUUMOに掲載している物件なので、市場ニーズや周辺物件と照らし合わせて客観的に物件の弱点を探ることができます。オーナーと接するきっかけにしてほしい」(SUUMOネット推進部 戸建・流通・賃貸ネットMPグループ賃貸チーム今井良樹チームリーダー)
費用は1物件のレポート作成につき2000円。月間10物件から対応する。
主な申し込み理由としては、「新築で大規模、共用部が広い」や「家賃(共益費・光熱費・インターネット代込み)が5万5000〜6万9000円で魅力的」、「個人オーナーではなく、企業がやっているので安心感がある」などがあった。
入居傾向としては、3室が1ブースになって、3人でトイレ、シャワー、ミニキッチンを共有するタイプでは、仲の良い女性3人で借りるケースもあったという。
同社初のシェアハウスはひとまず成功したといえるようだ。
今のところ2棟目以降のファンド売却案件が決まっているわけではないが、「売却事例を持てたことで運営方法の選択肢が広がったことが大きい」(小早川社長)と話している。

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