入居待ち続くコンセプトシェアハウス

趣味が楽しめ仕事が進む共有スペース
家賃が相場より約8000円高いにもかかわらず、現在も入居待ちが続く「ソーシャルレジデンス西葛西」。
オークハウス(東京都渋谷区)が管理運営する。
築24年の社員寮をリノベーションし、昨年5月にシェアハウスとしてオープンした。
賃料は6万7000~6万9000円(共益費:1万2000円)。
コンセプトを「ライブラリーとアートスペースの融合」とし、アートに感度の高い学生や、ビジネスの勉強がしやすい環境を求める層に訴求する物件づくりを試みた。
実際の入居者は社会人が8割、近隣の美術系専門学校学生が2割だ。
東京メトロ東西線西葛西駅から徒歩6分に立つ、5階建てのRC造マンションは、全83戸すべてワンルームと大型の物件だ。
専有面積は15㎡。
1階のラウンジと2階の共有スペース、キッチン、各階のシャワールームをリノベーション。
とくに意識して作り込んだ部分は2階のライブラリースペースだ。
それまでのありふれた白の壁紙をダークブラウンのアクセントクロスに張り替え、天井には間接照明などを採用。
落ち着いて読書や仕事ができる空間に仕上げた。
本棚には常時400冊のビジネス書や芸術系書籍、旅や料理などの趣味本をカテゴリー別に置き、リクエストに応じて毎月5冊の新刊を入れ替えている。
アートスペースは、1階のエントランスの壁やキッチンの柱には描き換え可能なチョークペイントスペースを設けた。このチョークペイントは学生が中心となって楽しんでいる。
同社の中川淳課長は、「共有スペースでの交友が広がるのも魅力という声も聞かれます」と語る。

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