家賃債務 2年で6万5000戸のヒット

保証料金ゼロに注目
3年前に家賃債務保証事業に参入したCAPCO AGENCY(カプコエージェンシー・愛知県名古屋市)の保証商品「まるごとれんぽっぽ」が発売から2年間で6万5000戸に導入されるヒット商品となっている。
保証料金無料で、既存入居者を審査なしで保証する異例の商品で、管理会社の変更時や、物件オーナーが入れ替わるタイミングでの導入が増加したためだ。
「保証事業に参入した段階で最後発だったので、他社にない柔軟な発想を取り入れられた」とヒット商品の誕生背景を同社の黒川智勝社長は語る。
同社が保証事業に参入した3年前、すでにほとんどの管理会社で、他社商品が浸透しており1年目の成績が芳しくなかった。
そこで、考えたのが料金と審査無しで滞納の保証をする同商品。
入居者が入れ替われば新規に保証料金を受託できるが、それまでは経費とリスクだけが残る非常識な仕組みだ。
大胆な発想の商品には、社内でも懐疑的な声もあった。
「実は当社の親会社はプロパンガスの販売会社である蟹江プロパンです。プロパン事業はインフラに関する事なので、初期費用を10年単位で回収していくのが常識。それに比べれば、賃貸住宅の入退去は数年で入れ替わる。何とかなるという見通しはありました」(黒川社長)。
今では月間4500戸の新規保証契約がある。
年内に10万戸に達する勢いだ。
現在、名古屋本社に加え、東京、大阪、仙台に拠点を置いているが、新たに鹿児島と札幌にも新規拠点を開設し、販路を拡大していく。

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