高齢入居者の客付けに注力

設置したセンサーで異変を察知し脳梗塞者を救う
高齢者向け賃貸に注力しているMYJホーム(神奈川県大和市)は、昨年から高齢入居者の客付けに注力している。
同社では、システム開発会社のリングアンドリンク(埼玉県所沢市)が開発した高齢者の活動確認システム「アットドリーム・センサー」をアパートに導入し、事故防止につなげている。
MYJホームが管理する全6戸のアパートに同センサーを導入したのは昨年10月。
同センサーはある一定時間センサーが反応しないと、リングアンドリンクのシステムを経由して、親族らにメールを発信するという仕組みだ。
同物件ではトイレにセンサーを設置。
24時間以上反応がないとセンサーが作動するようにしていた。
同物件には、60代1戸、70代3戸、80代2戸が入居。
そのうち2戸で、入居者が脳梗塞を起こしたことから同システムが作動したケースがあった。
その2戸とも、同システムを導入したことで、入居者らは一命を取り留めたのだという。
「かながわ住まいまちづくり協会の登録店ということから、高齢者からの問い合わせが多く、常に5、6人入居待ちがいる状態です。入居者の方は配偶者が亡くなられて独居になったことをきっかけにマイホーム暮らしから賃貸に住み替えたり、サービス付き高齢者住宅から自由の利く一般賃貸に引っ越したりするケースがあります。これからこうした高齢入居者のニーズは出てくるでしょう」(宮路常幸社長)
同社では、8月と9月にセミナーを実施し、約50人が参加した。
オーナーに高齢入居者による空室対策を呼びかけ、供給に注力している。

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