物確電話を自動応答

アットホーム(東京都大田区)と不動産管理向けシステム開発を行うライナフ(東京都千代田区)は27日、AIによる音声認識で物件確認の電話に自動応答する『スマート物確』の提供を始める。
アットホームでは管理・仲介会社の業務効率化につながるサービス開発に注力している。
今回リリースしたのは、仲介会社が顧客に賃貸物件を紹介する時、物件の成約状況を管理会社に問い合わせる業務「物件確認」に掛かる手間を軽減するもの。同サービスを導入することで電話対応の手間が省ける管理会社に販売していく。費用は導入時の初期費用と、受電件数による従量課金が掛かる。


同サービスを導入した管理会社に仲介会社が物件確認の電話をかけると自動音声が対応する。成約状況を知りたい物件名と号室を声に出して伝えると、空室か、内見可能か、家賃、鍵の受け渡し方法の返事が返ってくる。この4項目はカスタマイズすることも可能。一度の電話で複数の物件の状況を尋ねることができる。
管理会社のスタッフは電話に出る必要がなくなるだけではない。夜間や早朝、休業日などの営業時間外の対応が可能になり、これまで電話対応ができなかったために取り逃していた管理物件の案内を、仲介会社にしてもらえるようになる。管理会社は物件の成約状況を更新したファイルを提供するだけで、常に最新の情報を自動音声で案内できる仕組みだ。
すでに類似サービスがあるが、仲介会社側が口頭で物件名を伝えることができる点と、音声を認識し物件にたどり着くまでの所要時間が平均20秒と短いことなどが特徴だという。また、アットホームが提供している会員サイト『ATBB』に『スマート物確』用の電話番号を案内することで、スムーズに自動対応への架電を促すことができる。
アットホームでは、不動産情報流通を円滑化するATBBを軸に、募集から内見、入居申し込み、成約までの業務負担を軽減する商品、サービスの提供を強化していく。

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