賃貸物件のメンテ事業に参入

内装設備工事を行う桐(東京都千代田区)は10月1日、準大手ゼネコンの前田建設工業(東京都千代田区)子会社のJM(同)と資本業務提携し、賃貸住宅のメンテナンス事業の全国展開を目指す。
JMは現在、コンビニのセブン‐イレブンやガソリンスタンドの出光など、店舗とオフィスのメンテナンス事業『なおしや又兵衛』をFCで全国展開している。対象施設は約10万施設、年間契約件数は約18万件に上り、全国に約5000人の職人がいる。


一方で、桐は関東圏で提携した約600人の職人による賃貸住宅の原状回復、入居中の緊急対応、退去立会いを行っており、年間約5000件を受注している。
両社は地元の工務店にノウハウを教示することでサービスの質や効率、コストを均一化していく事業モデルを行っているが、住宅と店舗とでそれぞれ違う領域に特化している。今回提携を行うことで、職人がメンテナンスの対象とする建物を賃貸住宅・店舗・オフィスに拡大し、エリア内にさらに濃い密度で担当していくことで、さらなるコストダウンと効率化が期待できる。
賃貸住宅向けメンテナンスサービスはまず関東圏と福岡県・佐賀県で1年半行い、順次対応エリアを拡大していく。両社は3年以内に年間65億円の売り上げを目指す。
JMの大竹弘孝社長は今回の提携により、「賃貸オーナーと入居者のためになるビジネスモデルを構築していきたい」と話す。また、桐の桐原康輔社長は「3年以内に管理会社向けのサービスを全国展開させたい」と話した。

関連記事