シンポジウム開催

全国自死遺族連絡会(宮城県仙台市)は13日、都内で「自死遺族等の権利保護シンポジウム」を開催した。賃貸物件で自死した場合の損害賠償請求についても意見が交わされた。
自死した人とその遺族に対する差別や偏見の是正を呼びかける目的。第1部の基調講演では慶應義塾大学名誉教授の小林節氏が登壇した。


自死を個人と家庭の問題だけではなく社会のゆがみの責任と捉えて、当事者への差別を禁止する法制度の必要性を話した。
その後、弁護士の大熊政一氏が「心理的瑕疵を理由とする自死遺族への損害賠償請求」と題して講話。「心理的瑕疵」とは目的物の通常の用法に従って利用することが心理的に妨げられるような主観的な欠陥のこと。大熊氏は心理的瑕疵を賃貸住宅において本来認めるべきではないと主張し、アメリカ、イギリス、ドイツなど先進諸国では否定的に取り扱わないことを例に挙げた。偏見や迷信による日本の自死に対する差別意識の是正を呼びかけた。

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