住居兼シェア工房・店舗完成

重層長屋を住居兼シェア工房・店舗に改修するプロジェクト『ヨリドコ大正メイキン』が竣工し、21日内覧会とレセプションを開催。約100人が参加した。
大阪市大正区、大正駅から徒歩16分にある築59年の物件。連棟になっている、全戸空室だった北側の1棟を『クリエイターが暮らすシェアアトリエ』として耐震補強後、リノベーションした。1階はクリエイターやアーティストなどが作品を作ったり販売・展示をしたりするスペースに、2階は住戸として提供する。


同プロジェクトの発端は、イラストレーターの神吉奈桜さんが数年前、南側に入居を始め「アトリエを開設するのにこのボロ家をなんとかしたい」と発信したことから、筋原彰博元大正区長(現:港区長)が立ち上がり、大正・港エリア空き家活用協議会であるWe Compassが同物件の再生を企画した。大阪市立大学や設計士、クリエイターや周辺住民などを巻き込み、DIYワークショップや耐震見学会などを行うなど壮大な事業となった。物件の所有者である小川拓史オーナーは「クリエイターが活躍できる場として再生できたらと思い実行した」と話す。
2階の住戸5戸には、大阪市大生やデザイナーが各戸それぞれにテーマを決め、DIYを行った。1階のシェア工房・店舗には元々あった土壁を剥がし、壁や柱の補強を行い、フリースペースや作業するための防音室を設けるなどした。総工費は約3000万円かかったという。
「空き家が増加し、高齢化する大正区に、アーティストを呼びこむ拠点になってほしい。間もなく入居募集を開始する予定」(小川オーナー)

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