ホテル事業3年で1500室目標

分譲マンション開発のコスモスイニシア(東京都港区)はホテル事業に参入した。
8日には同社初となるホテルブランド『APARTMENT HOTEL MIMARU(アパートメントホテルミマル)』の第一弾『MIMARU 東京上野NORTH(ノース)』を開業する。
JR山手線「上野」駅から徒歩8分の場所に立つ商業ビルを40室のホテルにコンバージョンした。
同社の新たな顧客層である外国人観光客がターゲットで「暮らすように滞在する」をコンセプトに物件を企画。訪日外国人旅行者のうち、家族や友人と泊まるグループ客が6割を占めることを踏まえ、4~6人が連泊で泊まれるホテルを完成した。
従来のホテルと異なるのは、レストランがなく、部屋にキッチンやダイニングスペースを作った点だ。皿や調理器具も準備し、観光先で買ってきた料理を部屋でゆっくりと食べられる。周囲の商店街を使ってもらうことで地域と共生するホテルを目指す。
価格設定は1室ごとで、4人部屋が2万~4万円。6人部屋では追加で5万円ほど、一人あたりでは、6000~1万円程度で泊まれる。展開エリアは東京、大阪、京都で主要駅から徒歩5分圏のエリアだ。
集客は自社サイトと、オンラインの旅行代理店に依頼。開業直後の土日は満室だという。8割が外国人、2割が日本人の予約だ。


すでに17棟878室の企画が進んでおり、全体のうち2割は地主の土地活用だという。コスモスイニシアが開発した案件については、一定以上保有した後、投資家やファンドに売却し運営を受託していく。
開業に先立ち行われた説明会で高木嘉幸社長は「当社はこれまでファミリーやコンパクトマンションを開発してきた。今回のホテル事業ではこれまでのノウハウをそのまま持ち込めた」と話す。

関連記事