コンテンツ作成をスマホで完結

リコー(東京都大田区)は、360度全天球画像をウェブサイトに表示できるクラウドサービス『THETA 360.biz(シータ360ドット・ビズ)』の専用アプリ『RICOH 360.biz for Tour Creator(リコー360ドット・ビズ・フォー・ツアー・クリエイター)』を開発、提供開始する。
1回のシャッターで360度のイメージを撮影できるカメラ『RICOH THETA(リコー・シータ)』を使った撮影からコンテンツ作成、サーバーへのアップロードまでスマートフォンやタブレット端末で行えるようになる。サービスを契約している企業に無償提供され、不動産会社ではバーチャルリアリティ(VR)内見用の360度画像コンテンツ作成などが効率的に行えるようになる。
従来のアプリでは撮影した画像をパソコンに取り込んだ上で、クラウドサービスにアップロードし、コンテンツ作成という作業が必要だった。撮影する物件が増えると画像点数も増え、整理に手間がかかったり、コンテンツ作成まで手が回らなかったりという不動産会社からの改善要望が寄せられていた。
新アプリでは撮影現場でスマホやタブレットを使って、実際に室内を移動する視点を再現する「ツアー」コンテンツなどを作成しアップロード。コンテンツのURLはメールやソーシャルメディアを使って共有でき、オフィスでウェブサイト制作、埋め込み作業もすぐに始められるようになる。
アプリ上で画像の名称設定もできるようになった。「リビング」や「寝室」といったよく使う名称を事前登録して簡単に呼び出すこともでき、画像整理の負担を軽減する。撮影モードも物件の屋内撮影に最適な初期設定にしてユーザビリティを向上している。


同サービスは不動産業界をはじめ、観光宿泊、外食、美容など各業界のさまざまな企業で活用され、現在有料プランは約250社、無料プランは約2500社が契約し、そのうち7割を不動産会社が占める。
同社の担当者は「導入いただいている不動産会社からは、サービスを使って成約率が上がっているとの声もいただいている。簡単にサービスが使えるよう改善して、今後もより多くのお客さまに使っていただけるようにしていきたい」としている。

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