ペット共生住宅を適正推進

公益社団法人日本愛玩動物協会(東京都新宿区)は、東洋大学、全国ペット・ツーリズム連絡協議会と14日、同大白山キャンパスで「ペット共生住宅のあり方を考える」シンポジウムを開き、ペット業界や不動産業界から約130人が集まった。
基調講演は、環境省自然環境局動物愛護管理室の則久雅司室長と、公益社団法人日本獣医師会の酒井健夫副会長が行った。
則久室長は、動物愛護管理法の成り立ちを説明しながら、日本の「共生」という自然観から来る「動物愛護」と西洋的な自然や動物は人が管理するものという前提がある「動物福祉」の間にあるジレンマを指摘。「どちらが正しいというのでなくお互い寛容であることが大事。同じように例えば集合住宅などでは、ペットと飼い主との関係だけでなく、飼わない人との『共生』も必要になってくる」と述べた。
事例発表では、前田敦計画工房(東京都港区)の前田敦代表が愛犬との生活を考え、階段の代わりにスロープを導入したペット共生住宅について、ネコアイ(東京都渋谷区)の清水満社長がネコと暮らすための室内設計の実例などについて、それぞれ紹介した。


日本愛玩動物協会の東海林克彦会長は、「ペット共生マンション・住宅の適正化推進方策について」と題して発表。マンショントラブルのうちペット騒音は上位3位内となっているが、「上手く対策すればペットのトラブルは低減できる」とする。同方策の推進のため、「ペット共生マンションの適正化推進ガイドライン」「飼い主のマナーハンドブック」を刊行し、同時に建設・設計・販売・管理などの不動産関係に「ペットフレンドリー宣言」を呼びかけていくとした。

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