入居者募集とWeb申込の新商品

不動産会社向けにITサービスを提供するイタンジ(東京都港区)は2つの新商品の提案を本格的に開始する。一つはウェブ上で入居申し込みが行える『申込受付くん』、もう一つはSNSを活用した集客サービス『集客くん』。15日に不動産会社向けの説明会を開催し、販売を強化していく。
『申込受付くん』は、不動産会社の仲介業務をサポートするサービス『Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)』と連結することで、物件検索から申し込みまでのリーシング業務を一元管理することができるサービスだ。入居希望者がウェブ上で申し込み情報を入力すると情報に不備がないかをAI(人工知能)が確認し、不備がなければ入力情報を仲介会社や管理会社、家賃債務保証会社に即時送信できる。さらに管理会社は社内で利用している基幹システムと『申込受付くん』を連動することで、入居申込書のシステム入力を約15分で完了できる。
手動で打ち込んだり、申込書を家賃債務保証会社にFAXする作業がなくなり、管理業務の効率化につながる。導入初期費用は1拠点当たり30万円、月額料金は4万円となっている。
『集客くん』はKDDI(東京都千代田区)と提携し、大手ポータルサイトより高い費用対効果を狙う。利用する不動産会社が、過去に成約した入居者データをもとに、類似するユーザーに向けて入居募集のインターネット広告を出すことで成約率を高めるもの。活用するのはKDDIやSNSの顧客データだ。ユーザーの顧客情報や利用情報を基に、過去の入居者に近いターゲットを絞り込んでいく。


特定した類似ユーザーに、LINEにつながるWEBページ『LINE LP(ラインランディングページ)』に広告を打つ。広告来訪から問い合わせまで複数のステップを踏むポータルサイトとは異なり、LINE登録のみで顧客とつながるため、離脱率が低下するという。
昨年9月から試験的に運用を始めた。12月までに7社が導入した結果、来店率が約20パーセント上昇したという。そのうちの1社では月の反響が100から500件に上昇した事例もある。導入期間は約3週間かかる予定だ。『集客くん』では月間800万円、年間約1億円の売り上げを目指す。

関連記事