新たな電力サービスで負担軽減

賃貸管理会社に入居者管理システムを提供しているパレットクラウド(東京都渋谷区)は7月、入居者が割安で利用できる電力サービス『パレット電気』を供給する。
約150万世帯が利用している同社の入居者管理システムを通すことで、管理会社に強いられる煩雑な手続きを軽減し、サービスメニューの幅を広げてプラットフォームとしての下地を一層固めたい考えだ。
電力サービスの各種手続きは、管理物件を多く抱える不動産会社ほど煩雑になる。入退去時の契約名義の切り替え手続き、空室時の料金請求などを一戸単位で処理することを強いられる。
こうした煩雑な手続きを、同社の入居者管理システム『パレットクラウド』を介して簡略化する。退去後の契約名義を自動で管理会社名義に切り替える。反対に、入居後は入居者の名義に切り替わる。
空室時の料金支払いは、『パレット電気』の供給元のイーネットワークシステムズ(東京都目黒区)が一括請求し、管理会社の負担を抑える。
利便性にこだわった理由について、梶谷勉社長は「電力サービスを提供する上で、『とにかく事務処理負担を軽減したい』という管理会社の要望が最も目立ったため」と説明した。


イーネットワークシステムズは電力小売り事業者で、丸紅グループの新電力会社から電源を安価で調達している。供給エリアは、四国・北陸・沖縄を除く都道府県が対象。
電気料金は、使用量の多い世帯ほど割安になる仕組み。東京電力エリアでは、従量料金が最大で10%割安になる。

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