クラウドファンディングに新規参入

インターネット上で少額から不動産に投資できるクラウドファンディングへの参入が増えている。GAtechnologies(ジーエーテクノロジーズ:東京都渋谷区)は16日、小規模不動産特定共同事業者の登録を完了したと発表した。同社は中古マンションの販売やリノベーション事業を行う。今回のサービスは、首都圏や大都市圏に位置する1000万~4000万円の築5~20年のマンションが対象。一口1万円から投資でき、運用期間が3~6カ月と1年程度が中心の他社と比べて短いのが特徴だ。実質利回りは3~8%程度を目安にする。今夏をめどに案件を出していく。
樋口龍社長は「需要が底堅い都市部のマンションに絞り、なおかつ期間が短いので、価格変動は大きくない。投資初心者にも利用しやすい設定にしている」と話した。
不動産投資に興味があるものの金融機関の融資がつきにくい高齢者や主婦、フリーランスをターゲット層とする。長期で見たときに、実物不動産の購入につながる潜在顧客を発掘する。 
エンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)は7日に、小規模不特事業者を登録した。第一号は、神奈川県の葉山町に立つ空き蔵を宿泊施設にリノベーションするプロジェクト。事前に宿づくりイベントを開催し、物件のファンを増やし出資につなげる。現在35件の空き家活用や町づくりにかかわる不動産をクラウドファンディングサイトに載せる準備をしている。


2017年12月に不動産特定共同事業法の改正が行われ、新たに小規模特定共同事業者が新設された。ポイントは、1つめが資本金要件の緩和。従来資本金1億円が下限だった事業者の条件は1000万円以上に引き下げられたため、中小の不動産会社が参入しやすい環境が整った。2つめに、ネット上で取引が完結できるようになったこと。従来は、投資家への重要事項説明や出資証明などは、書面交付が必要だったが、ネット上での対応が可能になった。

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