「売り時」は3年ぶりに半数割れ

不動産投資と収益物件の情報サイトを運営する健美家(東京都港区)は、同サイトの会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査」結果を公表した。
「投資用不動産は買い時か、売り時か」との設問では、「売り時」とした回答が47.9%と最多だったものの、1年前の前回調査時と比べ6.9ポイント低下し3年ぶりに半数割れした。一方、「買い時」は13.9%で前回比2.3ポイント上昇。「どちらとも言えない」は38.2%と過去最高となった。
「売り時」とした理由では、「価格の高騰」が78.6%と、2番目に回答の多かった「投資家増加で需要がある」の40.5%に大差をつけた。次いで「融資の厳しさ」も38.1%の回答があった。「売り時はいつまでか」には、「19年まで」が35.3%、「20年まで」が28.2%と、東京オリンピックまでの価格高騰を予測していることがうかがえる。
「買い時」の理由としては、「低金利」が58.9%。次いで「融資が厳しくなってきたので、今のうちが買い時」が46.6%で前回比29.6ポイント上昇し大幅に増え、「融資が通りやすいから」(8.9%)との順位を逆転した。
一方、「2017年10月以降に物件を購入したか」の設問では、「購入した」との回答が36.7%と、前回比6.1ポイント低下した。「購入しなかった理由」は、「希望する条件に合わなかった」が52.6%、「価格面で折り合いがつかなかった」(31.2%)、「キャッシュフローが見込めなかった」(31.2%)と続く。


同社では「購入意欲はあるものの、条件面の相違がうかがえる」と分析する。
金融機関の融資状況について、「厳しくなった」は43.3%で前回比21.8ポイント増と、昨年の2倍以上になった。具体的には、「フルローンが出ない」が55.7%、「今まで融資が通っていた属性条件では融資が下りなくなった」が50.5%といずれも5割を超えた。
調査は2018年4月11~25日に実施し、526人の有効回答を得た。

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