大規模修繕費用を立て替え

リノベーションを手掛けるルーヴィス(神奈川県横浜市)は、同社が管理を受託する賃貸住宅の大規模修繕費用を「修繕協力金」として預け入れ、大規模修繕を行うサービス『タテカエ』を7月28日にスタートした。
『タテカエ』では大規模修繕費用をオーナーは月々の賃料収入から分割して払う。具体的には、オーナーと同社が賃貸管理契約を結び、修繕協力金を差し引いた賃料をオーナーに支払う。
対象は同社で賃貸管理を行う賃貸住宅で、期間は5~10年。大規模修繕費の立て替え金額の上限は8000万円とした。
オーナーのメリットとしては、金融機関からの借り入れがほとんど必要ないほか、借入金がないため金利変動リスクがない、他の事業投資のための資金を回すことができる点などが挙げられる。


「以前、相談を受けたオーナーさんが、キャッシュフローが悪く大規模修繕費がないと話していました。意外にこうした悩みがあるのではないかと思い、『タテカエ』のサービスを思い付きました」と福井信行社長は話す。
同社は3年前に築古の賃貸住宅をオーナーの初期費用0円でリノベーションして借り上げる『カリアゲ』を開始し、これまでで44戸の実績がある。『カリアゲ』では、リノベーション費用を同社が負担し、6年間借り上げる。オーナーに支払う賃料からリノベーション費用を差し引く形だ。最近では京浜急行電鉄などと提携して展開するほどまでに注目を集めている。こうした実績を背景に金融機関からの信頼も強い同社だからこそ『タテカエ』は提供できるのだろう。
「大規模修繕は第一期だけでなく、第二期にも対応します」(福井社長)

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