高齢者向け事業拡充

高齢者向け見守りサービスを提供するホームネット(東京都新宿区)は、安否確認と居室内での死亡に伴う原状回復および残置物処理費用補償サービス「見まもっTELプラス」に、居室外での死亡に伴う費用も補償する「ワイドコース」を新設した。9月1日から申し込み受付を開始する。
従来商品では、入居者が病院や施設など居室外で死亡した場合は補償の対象外だった。親族や身元引受人がいない場合、遺体の火葬費用は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づき自治体が負担するが、残置物処理の費用はオーナーが負担することが多かった。そのため、ワイドコースを新設した。一般社団法人日本少額短期保険協会(東京都中央区)によれば、残置物処理にかかる費用は、平均で20万1774円(「第3回孤独死現状レポート」)だ。居室外も補償対象とすることで、保険の支払件数が増えたとしても、残置物処理費だけであれば、特殊清掃を含めた原状回復費に比べ、支払保険金は少額で済む。
現在、「見まもっTELプラス」は全国の不動産会社500社超と提携しており、うち3割で販売実績がある。既存の高齢入居者に、契約更新のタイミングで加入してもらうケースが増えてきた。家賃を値下げしたり、実質的に月額利用料を負担してくれるオーナーもいるという。


居住支援サービス事業部の種田聖課長は、「感覚では、利用者の3割は生活保護受給者で、身元引受人がいない人たち。この人たちが居室外で死亡しても、残置物処理費用はカバーできるようになった」と話す。
「ワイドコース」の初回登録料は1万5000円(税別)で、月額利用料は1800円(税別)だ。補償限度額はこれまでと同じ100万円。対象は賃貸物件の入居者のみ。
2019年3月末までに1000件の契約を目指す。

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