不動産小口化商品の募集開始

リノベーション事業を手掛けるインテリックス(東京都渋谷区)は17日、不動産小口化商品『アセットシェアリング博多』の出資募集を開始した。対象は同社が福岡県博多市でリノベーションしたホテルと賃貸住宅が共存する物件『montan HAKATA(モンタン博多)』。不動産特定共同事業法に基づく小口化商品として1口100万円で投資家に販売する。募集期間は12月12日まで。500口5億円を募る。
任意組合の組成は12月12日を予定する。運用期間は7年間(延長期間3年)。分配予定利回りは約4.2%で、収益分配は2月と8月の年2回行う。


『montan HAKATA』はJR「博多」駅から徒歩8分に立地する築30年のRC造9階建ての共同住宅を同社が購入しリノベーション。全94戸のうち48戸をホテルに用途変更した。2016年12月に福岡市が1室単位で宿泊施設の申請ができる旅行業法施行条例を改正した際に初の適用物件となった。
17年10月に開業。当初想定したアジア圏からの旅行者に限らず、国内の利用者も増えているという。リーズナブルな価格設定や良質なサービス提供に加え、1階共用部に設けたオープンキッチンや縁側といったコミュニティースペースが人気で、旅行者や居住者、地域住民との交流も進んでいる。
俊成誠司執行役員は、「リノベーションによるコミュニティースペースなどで向上した資産価値を共有することができる」と話す。
同社がこれまで手掛けてきた不動産小口化商品と比べて利回りは高め。1口100万円から出資でき、運用期間も短い。富裕層の相続対策としてだけでなく、資産運用のニーズにも応え、多くの投資家が参加できる小口化商品のメリットを生かしていく。

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