築50年の団地を再生

東京都住宅供給公社(東京都渋谷区)は10月29日、国土交通省主催の『第30回住生活月間』において功労者に贈られる国土交通大臣表彰を受賞したことを発表した。
ゆとりある住生活の実現に寄与した個人や団体を表彰するもの。今回は、築50年の物件の建て替え事業が評価された。東京メトロ副都心線「小竹向原」駅から徒歩4分の場所にある団地『向原住宅』は、経年劣化により建物が老朽化し、設備水準も低下していた。24m2などの狭小な間取りで入居者ニーズと合わず、当時の入居者の高齢化率は57・6%だった。


32棟840戸を、8棟1019戸の多世代型賃貸住宅と1棟50戸のサービス付き高齢者向け住宅として建て替えた。認可保育所や訪問介護・在宅療養支援診療所など、高齢者や子育て世帯が安心して暮らせるように、地域の福祉機能を整備した。同事業は07年に開始。建て替え前には約30世帯だった子育て世帯が、建て替え後には6倍以上となる約200世帯まで増えた。地域包括ケアの拠点となったほか、広域避難所に指定されている広場を整備したことなどが受賞理由となる。
同社の千葉裕理事は「公社として、今後とも誰もが安心して暮らせる住宅を整備していきたい」と話した。

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