賃貸物件で奨学制度開始

日本システム管理(東京都新宿区)は、人材派遣・紹介サービスを手掛けるファクト(同)と7日から、1年間家賃が無料の『奨学ハウス』制度を開始した。
同日、第1期生の募集を開始。奨学生として採用されると、2019年4月から20年3月までの1年間、大学から通学1時間以内の賃貸物件が無料で提供される。
無料となる期間に大学に就学する、日本国籍の学生が対象(短期大学、大学院を含む)。家庭事情や経済的理由で一人暮らしが難しい人を支援する。
ファクトが運営する奨学サイト『ベッカク』で1月31日まで募集を受け付け、2月28日までに選考。
期間内に書類選考を通過した人に連絡し、面接を行う。
他の奨学制度との併願も可能。選考に当たっては両親の所得を証明する書類や、成績表が必須となる。採用者の発表は3月4日を予定している。


提供する物件は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の都心近郊になる。採用が決まった奨学生と個別で相談した上で物件を決定する。
奨学生にはアンケートやインタビュー、写真などサイトへの掲載を求める。入居する物件の稙木や共用部の管理などの協力を依頼する場合もある。
日本システム管理の高岡裕社長は「入居者分析をすると、親の経済状況から1人暮らしができなかったり、通学に2時間かかったりする学生がいる。
一方で奨学金は返済に追われ、自己破産という話も聞く。
何とかできないかとの思いが、業界、国内でも初の給付型、貸与型の奨学制度をつくるきっかけ」と話す。
「わが社も仲介などの不動産業だけではない、総合ライフサポート事業を目指している。
奨学ハウスも継続的な事業としていきたい」とする。

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