AIが他言語を自動翻訳

電子契約システム『CloudSign(クラウドサイン)』の開発を手掛ける弁護士ドットコム(東京都港区)は23日、AI(人工知能)による契約関係書類の自動翻訳サービスを不動産会社向けに販路拡大することがわかった。
近年では、外国人入居者の増加や留学エージェント企業との提携など、不動産業会でも海外に目を向けた事業展開が増加している。煩雑な契約内容や申請書類などの翻訳により、業務効率の改善が期待できる。
英文による契約書や、定款、法務文書などをファイル形式を変えずに翻訳することが可能。サービスページログイン後、文書をアップロードすると、文書量が約10ページでも数分で翻訳が完了する。汎用(はんよう)的な自動翻訳ではなく、各業界の専門分野ごとに意訳することができるため、正確な翻訳が期待できる。


また、英文だけではなく、約90の言語にも対応。入居希望者の母国語に合わせて、その場で翻訳機能を利用することができる。
1度で翻訳できる文量は、英文・中国文は3600単語、日本語からの翻訳は7200文字。量が多ければ数回に分けて利用する。
これまでは、法務部門に向けた販売が主だったが、各業界の国際取引や海外進出、インバウンド需要を背景に、翻訳業務の増加を見込んで販路拡大を図る。
約200件の導入実績があり、企業の部署毎に利用しているケースもある。
扱う書式が違っていても、用途に合わせて対応できる点も、特徴の一つだ。
利用者からは「操作性が簡易的で、誰でも利用することができる」という声が上がっているという。
費用は年間約12万円(税別)から。クラウドサービスのため、IDパスワードでログイン後に利用できる。
担当者は「用途に合わせた活用ができるため、生産性向上の一助となってほしい」と話す。

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