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企業研究vol.001 福徳不動産 福島卓 社長

1万3766戸を管理する福徳不動産(長崎市)では外国籍の新卒採用に注力している。
2019年4月入社の新卒社員は7人中6人が韓国や台湾の大学卒業生だ。
賃貸営業だけでなくエンジニアとして勤務する社員もいる。
2018年8月に第20期を迎えた同社では経営効率を高めるため、管理物件の基幹システムの構築・運用を内製化している。
社員の15%をエンジニアにしたいと、外国籍社員の採用に取り組む福島社長を取材した。

エンジニア採用でシステムを内製化

―外国籍の新卒採用を始めたのはいつですか。
福島 6年ほど前からです。初めは韓国ソウルで採用活動を始めました。
当時のソウルで採用をしていた日本企業は財閥系の大手ぐらいで、当社のような地方の不動産会社は大学側に話を聞いてもらうだけでも苦労しました。

p2海外出身社員全員.JPG

▲海外出身の社員たち

日本の不動産会社はイメージが悪いのですか。
福島 よくはないですね。現地では大学を出て就く仕事ではないというイメージがあるようです。
そのため、会社の説明会や見学会を開催し、ていねいに事業理念や展望を話してきました。
本社に学生と両親を招いたり、内定者の実家に私が足を運んであいさつするようにしています。

親御さんも安心するでしょうね。
福島 採用実績を重ね、2018年には釜山外国語大学と就職支援で産学連携協定を結ぶことができました。
大学や学生にも当社の評判が広がり、最近は台湾や香港の学生も当社に関心を持ち、入社してくれています。

今、外国籍の社員は何人いるのでしょう。
福島 17人います。従業員はパートを含めて135人いるので1割以上ですね。
結婚して退職した人がいますが、高い定着率を維持しています。

言葉の壁や価値観の相違によって社内のコミュニケーションが円滑にいかなくなることはないですか。
福島 ないと思います。逆に会議がはかどるようになりました。
彼らは役職や立場に臆することなく、率直な意見を出してくれます。
業務スキームや接客の改善点について、現場の意見が幹部により伝わりやすくなりました。
また、語学力も大変優れています。ちょっとした会話だけでは誰が海外出身スタッフなのか判断するのが難しいぐらいですよ。
宅地建物取引士にも合格しています。

2019年4月入社では7人中6人が外国籍だと聞きました。どのような部署に配属されるのでしょう。
福島 店舗での賃貸営業やシステムエンジニアとして勤務します。
今、当社では基幹システムを社内で構築・運用をするた(続きは本誌で)めエンジニアを増員しています。
全社員の15%をエンジニアにする目標を掲げています。

p3韓国 会社説明会.JPG

▲韓国で開催した会社説明会
(続きは本誌で)

【会社概要】
社名:福徳不動産
住所:長崎市金屋町1-17
設立:2000年5月
従業員数:135人
管理戸数:1万3766戸
仲介店舗:長崎県内に本社1階を含め7店舗と売買センター、佐賀市と福岡市に各1店舗。

【会社メモ】
福徳グループとして不動産に加え、社会福祉事業を展開。
社会福祉法人実寿穂会で保育園や特別養護老人ホームを、株式会社サポートでサービス付き高齢者向け住宅などを運営している。
グループ 創 業は1956年で、不動産では大家業から管理業にシフトし事業を拡大していった。

【社長メモ】
福島 卓社長(36歳)
1982年7月6日生まれの長崎市出身。西南学院大学を卒業後、大手建設会社に就職。
賃貸マンション建設営業を担当し、3年半で退職。
福徳不動産に副社長として入社し、28歳で社長就任。
好きなものは歴史とスターウォーズ。

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