企業研究vol.009 越野 充博社長

明治45年の創業から108年を迎えた越野建設。楽器対応賃貸『音楽マンション』が好評で、2012年3月の第1号物件の竣工から7年で施工・建設中を含め34棟・約600戸を展開し、オーナー、入居者の双方から高評価を得ている。全国のオーナーや建設会社、金融機関からも注目が集まる理由について越野社長に話を聞いた。

オーナー・入居者から高評価 差別化が図れる賃貸マンション

―― 楽器対応賃貸『音楽マンション』が好調のようですね。
越野 2012年の第1号物件から7年の間で、施工・建設中を含め、34棟約600戸を展開するまでになりました。第1号物件は完成からこれまでの入居率が99%で、他の物件も同様に高い入居率をキープしています。当初は、オーナー様からの依頼とはいえ、音楽大学もない場所で入居者がいるのか初めは半信半疑でしたが、完成し募集を開始するとすぐに満室になり驚きました。入居者の多くが社会人で、好きな時に趣味の楽器を演奏したいという需要があることを知り商品化を進めました。

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高い遮音性や防音性が楽器を演奏する入居者に人気

――『音楽マンション』の建設に至った経緯を教えてください。
越野 音楽愛好家のオーナー様から「音楽家のための賃貸住宅を建ててほしい」と依頼されたことがきっかけではありますが、約30年にわたるブランディングなどの成果だと思っています。私が社長に就任した平成3年( 91年)当時はBtoBの工事受注が主でしたが、官民の受注バランスを整える必要があると感じていました。しかし、新たな市場開拓のためには付加価値を認めてもらえるような企業ブランディングが重要だと考え、自分たちの強みを見つめ直すことから始めました。

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