ITとAI導入で効率化推進

 東急不動産グループは12日、東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急にて、東急住宅リース(東京都新宿区)と東急リバブル(東京都渋谷区)の新社長就任記者会見を開いた。
 4月に着任した東急住宅リースの三木克志社長は「賃貸管理は初めての領域。非常に大きな驚きだった」と今回の抜てきについてコメントした。「当社は4年前にグループ3社の賃貸管理部門を統合してできた。この4年間で仕事のやり方やシステムが完成形に近づいた。どんどん挑戦していける環境」と積極姿勢を見せた。
 ITやAI(人工知能)を導入し効率化を推進。生み出された余力を家主、入居者に向けていく。


 管理拡大については主軸の首都圏エリアを中心に受託を進めつつ、4月に支店を出した名古屋と既存拠点の大阪、福岡の強化も並行していく。
 「会社において、信頼、成長、創造の3点をベースに、社員一人一人の能力を最大限に引き出し、会社を成長させていきたい」(三木社長)
 東急リバブルのトップに就いた太田陽一社長は、現在の不動産マーケットについて不透明感があるとした。
 特に収益不動産のマーケット全体は、銀行の融資が付きにくくなっていると言及。ただ、同社で開発し投資家に販売している収益不動産シリーズ『ウェルスクエア』に関しては、現金での購入や自己資金を多く入れた顧客を獲得できているという。「現在、30案件が進捗(しんちょく)しているが、(融資の厳格化による)影響はないと認識している」と話した。
 東急不動産ホールディングスの大隈郁仁社長は「グループの中で成長戦略であるストック活用を担う2社。現場感覚のある新社長2人に指揮を執ってもらいたい」と期待を込めた。

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