空室続きのテナントをオフィス兼住宅に用途変更

マンション1階のテナント部分を住居兼オフィススペースとしてコンバージョンし、収支改善に成功したのは神戸・JR垂水駅の近くにあるハイツシーサイドだ。
建物は築34年のRC造4階建て。
2階から5階は賃貸住宅で、1階部分は総面積170.8㎡を5つに区切ったテナントスペースとなっていた。
数年前までは学習塾がワンフロアすべてに入居していたが、その後は新たなテナントがつかず長期間空室が続いていた。
▼改装前の外観。長期間この状態が続いていた
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同マンション全体の大規模修繕や、エントランス工事を行っていた朝日リビング(大阪府大阪市)はオーナーから「テナントスペースをどうしたらよいか」と相談を受けた。
そこでオーナーに住戸への用途変更を提案したという。
コンバージョンにより、5区画のうち1区画を駐輪場に、4区画を4戸のオフィス兼住居としてリノベーションを行った。
▼改装後の外観。一戸ずつアプローチを設けた。
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同社は、市場調査を行い、垂水エリアには自宅などを仕事場としてビジネスを行うSOHOの需要が見込めると判断。
今回の企画を提案した。
玄関前にはアプローチを設けてデザイン性を高め、建物全体の資産価値を高めた。
同社神戸営業所の寺岡優泰氏は「駅から徒歩3分の立地ですが、表通りから外れ昼間でも出入り口は薄暗さが否めません。リノベーションの鍵はその弱点をどう克服するかにありました」と、話す。
日照時間が少ない北欧で居室内でも心地よく過ごすために彩りをふんだんに取り込んだ内装が生まれたことに着目し、フィンランドの雑貨ブランド「マリメッコ」の壁紙を輸入しアクセントクロスとして使用した。
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改装費は駐輪場工事も含めて2000万円程度を要した。
賃料は従来に比べ1万円アップできたという。

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