空室13戸が8000円アップで全戸入居

ベビーベッドまでおける広い心室が決め手
不人気エリアの団地13戸が、ファミリー向けのナチュラルテイストのリノベーションをほどこしたことで工事中に8戸、残りの5戸も募集1カ月以内に全戸入居が決まった。
手がけたのはリノリビング(福岡市)だ。
福岡県大野城市にある『下大利団地』は西日本鉄道天神大牟田線「下大利」駅から徒歩5分、築41年のRC造4階建てで間取りは3Kだった。
畳は陽に焼け、キッチンや風呂などの水回りはカビだらけだった。
退去がでると1年以上空くこともざらだった。
              BEFORE
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差別化を図ろうと着目したのが、徒歩3分に立つ有名産婦人科だ。
ファミリー向け物件にすれば、新婚夫婦で出産を控える世帯や子育て世帯の入居を見込めると考えた。
また、福岡中心部の天神までは同路線を利用して15分圏内であることからも通勤もしやすい。
コンセプトは、ファミリー世帯に受けのいいナチュラルテイストだ。
間取りは1LDKと2LDKに変更し16.5畳のLDKを作った。
もともと和室だった約6畳の部屋を洋寝室にしている。
配慮したのは、寝室の広さだ。
ダブル・セミダブルベッドに加えて、子どもが生まれたときに必要になるベビーベッドを置くことも想定して2台を十分に置けるよう考慮した。
              AFTER
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デザイン面では、LDKの床材にラワン合板を市松張りにすることでデザイン性を持たせた。
また、壁の一部にも同様にラワン材を張っており、アクセントクロスのようにしている。
担当者は「普通の賃貸物件にはないデザインに仕上がり、内見時の第一印象アップに一役買った」と語る。
げた箱は木材の削片を接着して作った下地材のOSBボードで造作し、全体的に木材などの天然素材を使った。
水回りもすべて交換して投資額は各戸250万円。
入居を決めたのはファミリー世帯や広めの物件を探していた単身男性。
他にないデザインが気に入ったという。
賃料は約8000円以上アップして5万2000~5万4000円になった。

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