絵画が映えるダイニングで賃料1万3000円アップ

絵画が好きな人やアーティストなどをターゲットに、ルーブル美術館をイメージして改修した物件が、賃料1万3000円アップで成約した。
『光ハイツ』の2DKだ。
築38年、JR「長野」駅から徒歩22分のRC造6階建て全20戸のマンションだ。
             BEFORE
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コンセプトは「絵と共に暮らす部屋」。
個性的な部屋作りをすることで、愛着を持って住んでくれる人に入居してほしいとの思いで企画した。
改修を手掛けたアドイシグロ(長野市)の担当者がアート好きだったことから、美術館のような空間をイメージした。
印象的なのは、ワインレッドのクロスを張ったダイニングルームだ。
ルーブル美術館内にある、壁一面が赤い「赤の間」と呼ばれる展示室をイメージし、入居者が好きな絵画を飾っても映えるようにした。
ふすまを取り払ってアーチ形にくりぬいた仕切りを設け、その上部には天使の浮き彫りを入れた。
看板製作を本業とする同社の技術を使って彫ったもので、高級感を出している。
ピクチャーレールと、間接照明も設置した。
             AFTER
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約250万円を投じた。
石黒ちとせ社長は「浮き彫り部分は、欄間のようにした。築38年という古さから感じられる和の雰囲気と、西洋の雰囲気を調和させることで、物件の味になると考えた」と話す。
さらに、もう一つの居室は下地材だけで改修したDIY可能な部屋にし、壁紙を自由に選んでもらえるようにした。
DIYを取り入れることでより愛着がわき、長期入居につなげたいとの考えからだ。
入居を決めたのは写真スタジオに勤務する夫婦だ。
撮影した写真を飾るのにぴったりの内装が気に入ったという。
賃料は6万3000円と別途共益費3000円で、募集から1カ月で決まった。

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