扉を設置せず奥行きを出す

6万円アップで工事中に申し込み
築50年の木造物件7戸を、都心でデザイナーズ物件を探す30代前後の男性単身者をターゲットに改修したところ、賃料を最大で6万円以上上げ全戸で入居が決まった。
改修前は1階部分に家主が住み、2階部分は下宿として利用していた。
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空室は10年以上続いており、入居者が住んでいた頃は3万円台で貸し出していた。
エイムズ(東京都渋谷区)は、共同トイレ、風呂なしの全7戸をワンルーム3戸とロフト付き1LDK1戸の計4戸に改修した。
窓の外がすぐに歩道になっていることを考慮し、ナチュラルテイストを好む男性をターゲットにした。
ヤマグリやオークを使用したナチュラルウッドの木材に、ホワイトの壁やキッチンに黒いアイアンなど白と黒のコントラストが映えるデザインにし、外観も1階部分を黒、2階部分を白に塗装することで内装と外観に統一感を持たせている。
空間の広がりを感じさせるような工夫も凝らした。
まず、約30㎡の面積があるが、あえて部屋を分けずワンルームにしたことで、広く使える間取りにした。
さらに、クローゼットにドアを設けずオープンに、シューズボックスも扉なしで造作した。
もともとあった梁(はり)を残し、日本の古い家屋の良さを生かした。
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土間打ち工事にシロアリ対策や構造強化、給排水管や電気配線などすべてリニューアルしており、工事費用は全体で2500万円を投じた。
賃料は周辺相場より1万円高い8万5000~9万5000円だ。
ワンルームには製薬会社や化粧品会社に勤務している30代の単身者、1LDKには30代の夫婦が成約した。
ダイニングを広く取れる間取りが決め手だ。

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