築95年の長屋を賃貸物件に改修

子どもが遊べる路地文化を再生
京町屋の再生販売事業、賃貸管理・仲介事業を行う八清(京都市)は5年間空き家だった築95年の4軒からなる長屋を京町屋の賃貸住宅にリノベーションし、募集開始後3カ月で成約した。
家賃は11万~13万円でファミリー層が入居し、共用の路地は入居する子供たちでにぎわうようになった。
阪急京都線「大宮」駅から徒歩6分の木造の2階建長屋。
改装前は住居兼店舗であったが退去後は入居が決まらず放置されていた。
              BEFORE
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通路を子供たちの遊び場にする路地文化として再生したいと考え、ターゲットはファミリーに設定。
路地は長さが33mmで幅は1.6mの約52.8㎡のスペースがあり、子供たちが走り回って遊べる。
通路一面には灰色の落書き板を使用し、チョークで落書きをしたり、家族同士がコミュニケーションを取れる路地となっている。
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4軒の長屋を2LDK2戸、2DK2戸の計4戸の住居にリノベーションした。
内装は開放感を持たせるために、間仕切りを外し、奥行きを持たせた。
このため風通しも良い。
床には杉板、壁は土壁を使用し町屋の雰囲気を演出。坪庭には石を敷き詰めた。
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入居者の世帯構成は子持ちとDINKSが各2組。
成約理由で共通するのは落書き板を置くなど魅力的な路地だという。
メディアデザイン部の安藤雅人リーダーは「同物件は京(みやこ)環境配慮建築物において優秀賞を獲得するなど多方面で評価された。京都には取り壊しを行うと再建築ができない物件があるためリノベーションによる再生は重要」と語った。

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