手入れの手軽さが女性に好評

築60年が家賃1万5000円増額
「女性が暮らしやすい部屋」をイメージした掃除に手間がかからない部屋に改修し、築60年の団地で家賃1万5000円アップに成功した。リノベーションを手掛けたのは、大阪府内の公社賃貸物件の管理を行う大阪府住宅供給公社(大阪市)だ。全590戸の大規模なニュータウンとして開発された『下田部団地』で、DINKSや小さい子供を持つファミリーに訴求し、入居者の若返りを進めている。
場所は高槻市、JR京都線「高槻」駅よりバスで約20分。RC造5階建て3DKの部屋だ。前入居者の入居期間が長かったため、ほとんどの設備が新築当時のままで、原状回復だけでなく大規模なリノベーションが必要だった。
「男性よりも女性のほうが、住宅への関心が高い」という考えから、女性から人気の高い設備を取り入れた。汚れが付きにくく、手入れに手間のかからないホーロー製のクリーンパネルキッチンを使用。
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浴室は断熱材を入れることで保湿性を高めた。収納スペースがある三面鏡の独立洗面台にすることで、水回りをすっきりと見せることができる。
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また、以前は和室が3部屋の3DKだった間取りを、フローリングの1LDKに変更。室内が狭い団地の短所を克服した。
実際に入居を決めたのは新婚夫婦。家賃は1万5000円アップの5万円で成約した。同社担当の椎葉卓志氏は「団地の入居率は年々低下しているが、時代に合った室内にすることで、まだまだ活用が可能だ」と話す。

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