愛知県半田市の建設会社、沢田工務店は、半田市立半田病院の看護師寮「ange(アンジュ)」を完成させた。
病院が所有する土地に市が30年借地の建物譲渡特約付き借地権を設定。建築地を提供した上で沢田工務店が建設費用を負担し、建設に至った。完成後の管理運営は沢田工務店が行い、市へは地代を支払うというめずらしい仕組みとなる。
「市町村の財政難がますます深刻になる中、公共建設物の建設・運営は困難な状況になっています。われわれのような民間事業者とコラボレートすることは市町村にとっても重要だと思います。半田市の活性につながればといいと考えています」(同社澤田貞雄社長)
看護師寮ということもあり、間取りや設備、デザインは女性の好むものを取り入れた。また太陽光発電システムを搭載、コイン式の電気自動車充電プラグも導入し、次世代型省エネマンションとなっている。
6月18日(月)午前9時から引き渡しのテープカット式典が開催される予定だ。
建物の名称となった「ange」は天使という意味と安住の造語。