ウスイホーム、初期費用に対応
賃貸住宅の初期費用や家賃支払いへのクレジットカード決済に対応する不動産会社が増えてきた。
ウスイホーム(神奈川県横須賀市)は、三菱UFJニコス(東京都千代田区)と提携。
入居初期費用のカード決済サービスを4月17日から開始した。
6月までの間にシステムなどを揃え、旗艦店の久里浜店・横須賀中央店・上大岡店の3店舗で先行運用。
利用者の声や社員の意見から検証・改善を繰り返し、7月には全店で導入する予定だ。
三菱UFJニコスで取り扱うクラウド型マルチ決済システム「J―Mups」を導入。
端末の特徴は、クレジットカード番号などの重要情報が端末機に残らない高セキュリティな設計で利用者に配慮している点だ。
また、同社の顧客であるアメリカ軍所属員の契約者にとっても、日本円に換金する必要がないのがメリットだ。
企業側としては、金銭事故の可能性が減少・領収書不要・印紙代削減など業務効率化につながる効果がある。
手数料はウスイホームが負担する。
管理部総務経理課の高橋和巳係長は「来店者からの要望と、土日に引き出す時間がないお客様に対応すべきという社内の声がマッチングし、導入に至りました」と語った。
地場大手では、明和不動産(熊本県熊本市)がすでにカード決済サービスを提供している。
ポイントがたまるお得感もあり、さらにカード決済導入の波は広がっていくだろう。