コンセプトが明確な賃貸住宅の企画を行うコンセプトエール(東京都豊島区)では、自社で企画した賃貸住宅の1棟借り上げが竣工前に決まった。
クリエイターが抱える会社が契約
同社が企画したのは、東京メトロ「表参道」駅から徒歩圏にある賃貸マンション『ソラノイエ南青山』。起業家たちが集まるエリアだけに本来はオフィスビルを計画したかったのだが、地域が住居専用地域であったことから、断念。そこで、SOHOとすることで、事務所兼住宅として利用したい、ベンチャーやクリエイターなどを入居者ターゲットとして考え企画したという。
同建物の住戸タイプはメゾネット4戸、1K2戸としており、プライベート空間とワークスペースを分けた。水回りを小さくし、ワークスペースをできる限り確保。女性スタッフや来客者がトイレを利用しやすいよう位置を工夫した。そのため、洗濯機置き場は住戸内にも設けているが、洗濯機の音や生活感を嫌う人のために、屋上にランドリースペースを設けた。
屋上にはランドリースペースの他、ラウンジをつくり、打ち合せや接客に使えるようにした。その他、1階に共用できる女性専用トイレを設置した。