佐藤 一雄 社長

不動産鑑定から有効活用まで顧客のニーズに幅広く対応

佐藤 実は10年ほど前に、御社グループの新聞『ビル経営』の取材でお会いしました。92歳とお聞きしましたがお元気ですね。

亀岡 周りの知り合いがだんだん少なくなってきました(笑)。

佐藤 知り合いに共同通信出身の方がおり、もう93歳なのですが国土交通省の担当者を集めて朝7時から勉強会を行っていますよ。

亀岡 共同通信なら、もしかしたら記者時代に会っているかもしれませんね。不動産業界の名物経営者である住友不動産の安藤太郎氏は長生きでした。

佐藤 確か100歳近くまで現役でしたね。

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亀岡 佐藤社長はどのような事業を手掛けているのですか。

佐藤 不動産の鑑定や有効活用の提案、売買仲介、管理まで幅広く行っています。社員5人で売り上げが前期で7億1800万円でした。最近は、不動産特定共同事業法(不特法)関係のコンサルティングの引き合いが増えています。この3年ほどで、上場企業も含め16社で不特法の許認可取得の支援をしてきました。当社でも、不動産の小口化商品『ゆうゆう倶楽部』を提供しています。1号案件は、運用期間が2008年3月から10年4月までの2年2カ月で年換算利回りは7.03%になりました。

亀岡 どのような仕組みの商品なのですか。

佐藤 不特法にもとづき、投資家と匿名組合契約を結びます。投資家から集めた資金で不動産を取得し、その運用による賃料収入を投資家に分配します。『ゆうゆう倶楽部』の第1号では、一口100万円で、最低出資額300万円に設定し、総額1億1000万円を投資家から集めました。都内を中心に駅徒歩10分圏内の中古マンション21戸を取得し運用。賃料利益から年利回り4.63%、売却で出た利益分で2.4%を投資家に分配することができました。年に2回の支払いを行っています。

亀岡 300万円ですか。手持ちの現金で資産運用ができるのですね。

佐藤 2号案件は4年の運用期間で5.13%の実績を挙げました。現在第3号案件を運用中です。

亀岡 投資家にとってのメリットは何なのですか。

佐藤 ワンルームマンション投資と比べて、管理を行う煩わしさがなく、新築よりも高い利回りが期待できます。一方、デメリットは営業者である当社が倒産した場合には、出資金が全額返金されない場合があることです。法律にもとづき、重要事項説明の一つとして、当社の財務状況を資料として添付していますので、その内容を確認の上検討してもらっています。

(続きは本紙で)

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