仲内 悦治 社長

戸建て賃貸9割超10年入居

亀岡 ご無沙汰しています。対談は10年ぶりでしょうか。賃貸住宅新聞社が主催した読売カントリーや城陽カントリー倶楽部でのコンペにもお見えになっていましたね。

仲内 コンペの際は、たしか先生と一緒に回りました。当時と変わらずお元気そうですね。対談のほうは、11年前の2007年、仲内工務店から現在の社名に変更する直前にしていただきました。NEW VALUE AND IMPRESION CREATORS の頭文字をとった『ナビック』になってからは初めてお会いします。

亀岡 またコンペをする際はぜひお越しください。ところで社名がずいぶん変わりましたね。それでは工務店から、何の商売をやっているか一目で分からないですよ。事業の方向性を変更したのですか。

仲内 賃貸住宅の建設が好調だったある日、とある上場企業の社長に「地主の金で家を建てて、賃貸人が入居することがゴールになっていないか。自分たちだけが良かったらいいと思うのではなく、先を見据えろ」と叱咤激励を受けました。そうやって事業をしているつもりはありませんでしたが、着工中や竣工して入居者が決まったら一安心していたな、と胸をつかれた気分になりました。そこで「新しい価値と感動を想像する」会社にしたいという思いを込めて社名変更したのです。

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亀岡 建設会社に求められるのは、長期的なビジョンのもと、いかに長く入居してもらえる住宅が企画できるかです。この先、人口は確実に減少しますが、物件の供給がストップするということはありません。他社と差別化を図るためには、建設後のサポートや、しっかりした事業提案がより重要になってくるでしょう。

仲内 建ててからが事業の始まりだと思っています。現在までの建設件数は694戸です。そのうち、当社でサブリースを行っているのが128戸です。対談をしたころは、ロードサイド店舗と地主とをマッチングしたり、FCに加盟して賃貸マンション建設事業に参入したりと土地活用事業により、売り上げが10億円までいき、うまくいきました。昨年は13億円ほどの売り上げだったものの、うなぎのぼりに伸びているかというとそうではありません。

亀岡 郊外型店舗は今では下火になりました。不動産会社の店舗もロードサイドから撤退し、駅周辺に移転させようという動きもあります。ビジネスは好調だと思っても、大手の参入や時代の変化によって波がすぐに変わります。

(続きは本紙で)

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