有村 政高 社長

紹介の9割は社宅代行会社経由

亀岡 本社は大阪の吹田市ですね。

有村 はい。私自身もずっと大阪ですが生まれは高槻市です。

亀岡 高槻といえば、酉島製作所ですね。

有村 よくご存じですね(笑)。実家の近くに酉島ポンプの本社がありました。

亀岡 社長を務めていた原田龍平氏のもとにはよく取材に行きました。追悼録も任され私が執筆しました。日本興業銀行の頭取だった中山素平氏らも寄稿していました。

有村 当社は借り上げ社宅の仲介を中心に行っているので、企業の歴史などを学ぶのは勉強になります。

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亀岡 仲介件数はどれくらいですか。

有村 2017年は2800件でした。毎年110~120%程度伸びています。今期も好調で繁忙期の依頼件数は2割増えました。オリンピックの影響かスポーツ用品のメーカーや通信会社の件数が伸びています。企業顧客は大手ITから商社、外資系のコンサルティング会社まで幅広く800社ほど。社宅代行サービス会社からの紹介が約9割を占めています。

亀岡 不動産会社が数多くあるなか、社宅代行サービス会社から顧客を紹介してもらえるのはなぜなのでしょう。

有村 事務対応の正確さだと考えています。法人の場合、繁忙期の人の移動が圧倒的に多い。契約手続きの迅速化が重要ですが、その点、当社の事務手続きはミスが少なく、契約関係の問い合わせへの対応も早いということで評価してもらい、それが次につながっています。依頼から契約までに至る割合は4割台と正直高くはありません。それでも、仲介会社、社宅代行会社、企業の3社が関わると契約書類のやりとりが遅くなる傾向があるため、法人仲介では事務作業の正確さが差別化になるようです。当社では、営業2人に対して、事務方が1人の割合でいます。業界でも事務の割合が高いと思います。町場の不動産会社だと事務担当が1人だけのケースが一般的で対応スピードは断然変わってきます。

亀岡 営業ではなく事務が武器になっているとは珍しい。

(続きは本紙で)

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