鈴木 直樹 社長

不動産仲介店舗で導入飲食、アパレル店の需要も

亀岡 名刺にLEDと書いてありますが、パネルの販売が主な事業ですか。

鈴木 LEDパネルの販売やレンタルを行っています。先日ビッグサイトで開催された『賃貸住宅フェア』でも飲食コーナーに大型ビジョンが設置されていましたが、当社がご提供したものです。ブースも出展し、不動産会社やオーナーから興味を持っていただけました。

亀岡 あれだけ大きな画面に映像が流れていると人の目を引きます。

鈴木 あのサイズでの設置は一般の店舗では難しいですが、これまでに不動産仲介店舗への導入事例などがあります。そのほか、飲食店やアパレル系のお店でも映像を使った宣伝や演出を行うところは増えていますから、需要はあると思います。

対談.jpg

亀岡 フェア来場者の反応はどうでしたか。

鈴木 マンションやオフィスビルの外壁に取り付けたいという相談が目立ちました。空室がある場合は入居募集の広告を流し、満室の場合は別の会社に広告枠として貸せば賃料以外の収益を上げることができると考えている方もいました。

亀岡 賃貸経営自体が厳しくなってくるなか、そのような発想をもつオーナーが増えているのですね。しかし、LEDを使った宣伝は目立つ反面、街の景観にも影響するでしょう。

鈴木 はい。そのため、全国の自治体では広告掲示に関する条例を設けています。街の景観や風致を保つためのもので、その規制範囲は自治体により異なります。弊社の事務所は東京の表参道にあるのですが、通りを挟んで規制が変わる場所もあり、注意深く見ながら歩くとその違いがわかります。

亀岡 そういう意味では一般的な看板と変わらないということですね。映像が動くとか画面がきれいという利点はありますが、同じような製品が溢れれば差別化は難しい。かつて、街中のゴミ置場の壁を広告枠として売ることを思いついた人がいました。ほかにも階段の蹴込みの部分に広告を入れることを考えた人もいましたが、いずれも成功しなかった。広告は人の目に付くところに出せばいいというものではない。新聞のように権威が必要なのです。

(続きは本紙で)

関連記事