大川 護郎 社長

新聞販売の傍ら不動産投資開始

亀岡 本日は姫路からお越しだとお聞きしました。姫路といえば、工業都市として栄えているため昔から作業員向けの住宅が多く、貸家業が盛んな街ですね。2000戸ほど所有している家主もいましたが、何戸ほど所有していますか。

大川 建設中の物件を含んで、4903戸所有しています。そのうち2300戸は姫路市内の物件です。住宅以外に、飲食店舗や高齢者施設、銭湯なども所有しています。

亀岡 賃貸住宅に風呂がなかった時代から自宅で入浴することが当たり前になった現代でも、銭湯に行く文化が残っているのは、広い空間でリラックスしたいという日本人の感性なのかもしれませんね。ところで、5000戸近く保有しているとは、代々家主業を営んでいるのですか。

大川 23歳のとき初めて不動産を購入したので、それから投資家としてスタートしました。それまでは中学を卒業してすぐに就職した読売新聞の販売所で、新聞の普及率を上げることにまい進していました。おかげさまで19歳で所長にさせていただきました。一販売所ではありますが、読売新聞の正力松太郎氏の話はしばしば耳にしました。販売店の独立をさせてもらえることになり、2013年から堺で4店舗展開しています。

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亀岡 新聞配達店は、新聞発行の一助を担っている非常に重要な存在です。大阪のローカル新聞だった朝日新聞が東京へ進出し、今や3大紙の1つになったのは、ある一社員が販売網を構築したことが理由です。なぜ販売店で働きながら、不動産投資をしようと思ったのですか。

大川 本当はいけないことですが、景品で読者を釣るところがありました。そうした中で、いつまでこんなことが続くのかと将来性に不安を感じていました。安定した収入が見込める方法はないかと考えた結果、不動産賃貸業に行きつきました。幸い、販売店には毎日折り込みチラシが届いており、分譲マンションや戸建て住宅販売の広告を見て間取りや環境を研究していたことが賃貸住宅を提供する下地になったのではないかと思います。

(続きは本紙で)

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