田口 和宏 社長

賃貸管理がメイン目標1万5000戸

田口 名古屋から来ました本州建設の田口です。社名は建設会社ですが、今は賃貸管理をメインにやっています。本日はよろしくお願いします。

亀岡 名古屋からですか。現役の記者時代、名古屋では大分苦労しました。取材するにも何するも、名古屋の人はよそ者をなかなか信用してくれません。しかし、付き合いだすと面白くなります。

田口 そう言われますね。長いお付き合いを大切にする慣習が根強い商圏だと思います。

亀岡 当時は名古屋鉄道、メルサ、中部電力、近藤紡績所、ノリタケなど、頻繁に出入りしていました。名鉄の元社長・土川元夫氏などの財界人に会えるようになるまで時間がかかったものです。今は何戸管理していますか。

田口 10年ほど前から賃貸管理に軸足を移して、現在は8200戸を管理しています。管理戸数を増やしてスケールメリットを大きくしていきたいと思っています。

亀岡 業界トップ大東建託の管理戸数は100万戸以上です。あれだけ管理戸数を持つということは、巨大な競争力を持つということになります。だから社長が「うちの管理している賃貸住宅で、オール電化にしよう」と言い出したら、国内の家電メーカーは震え上がりますよ。目先の戸数目標はありますか。

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田口 1万5000戸です。元々その程度の戸数を管理していたのですが、2008年のリーマン・ショックのあおりで減らしてしまい、取り戻したいという思いがあります。考えは亀岡先生と同じで、戸数を増やすことの強みは大きいと感じています。

亀岡 管理戸数の多さはメリットになります。中国やインドが強いのと理屈は一緒です。この二国は人口が多い。人口が多いだけ経済の規模も拡大し、国としての影響力が増すことになります。今のメインは管理ということですが、大東建託のような100万戸企業がでてきたらまともに競争できません。これから先どうしますか。

田口 リーマン以降、賃貸マンションの生産を調整しています。古い建物の空室ばかり増えては、オーナー様が不安を抱えてしまうためです。リフォームや設備導入で普段からオーナー様にお願いすることも多いので、今は入居者向けのサービスを充実させて、そこから収入を得るような仕組みを考えています。それで満室を維持して、オーナー様の満足度を上げていきたいですね。

(続きは本誌で)

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