貸し菜園のあるリノベーション物件「AURA 243 多摩平の森」(東京都日野市)が7月1日に竣工した。
敷地内には入居者や周辺住人が借りることができる27~47平方mの畑スペース「コロニーガーデン」9区画(月額賃料1万6000~1万8000円)があるほか、東邦レオが管理する1区画8平方mの貸し菜園「ひだまりファーム」45区画(月額賃料7500円)も備えた。
「周辺コミュニティーの結束が強いエリアなので、建物だけではなく、地域の公園として再生することを目指しました」(ブルースタジオ 東京都中野区、大島芳彦専務)
参考にしたのはデンマークの郊外型貸し農園「コロニヘーヴ」。都心に勤める人が郊外の農園を区画で借りて休日に過ごすという習慣だ。外見も北欧を意識し、グレーに塗装した。
物件は独立行政法人都市再生機構によるルネッサンス計画2「住棟ルネッサンス事業」の一環で再生した。1960年に竣工した公団住宅「多摩平の森団地」のうち5棟を民間事業者3社によるプランで改修しており、今回竣工したのはたなべ物産(東京都八王子市)が事業主となっている1棟。ブルースタジオが設計監理を担当した。
入居者のターゲットは30代のDINKSまたは未就学児童のいるファミリーで、42・3平方mの3DKだった間取りを1LDKに変えた。1階の「ヤードハウス」6戸には52平方mの専用庭がつき、月額賃料は10万9000~11万円(管理費別)、2~4階の「ひなたぼっこハウス」18戸の月額賃料は8万5000~8万8000円(管理費別)。たなべ物産がURと15年間の定期借家契約を結んでいる。現在3戸が成約済み。新宿や吉祥寺などからの転居者だという。
同じ敷地内には同事業の一環でリビタ(東京都渋谷区)が事業主となっている単身向け2棟のシェアハウス「りえんと多摩平」(事業主 リビタ)が3月に竣工済み。9月には同じく敷地内の高齢者向け住宅「ゆいま~る多摩平の森」(事業主 コミュニティネット)1棟が竣工予定で、「AURA 243 多摩平の森」はその間に位置する。
「農園やバーベキュースペースで同じ敷地に住む多世代が交流するようになると期待しています」(大島専務)
毎週のように住人が集える簡単なイベントを開催することを計画している。





