大東建託(東京都港区)は「Live--UP(リブアップ)暮らしサービス」を東京都江東区の管理物件対象に開始した。
同サービスは、地元商店などの協力を得て入居者にサービスを提供し、地域活性につなげるというプロジェクト。サービス内容は、「クリーニング引き取り&お届け」「24時間対応可能コールセンター」「地元店舗からの出前(夜間可能)」「水回りなどの清掃代行」などがある。サービスエリアは202世帯、350人。地域協力店は67店。現在ではクリーニングサービスの利用がもっとも多いという。
同サービスは、同社が賃貸住宅入居者の「思考動向」と「高齢化意識」の実態調査をした結果をもとに、入居者が求めるサービスを分析し、実現したものだ。対象は大東建託管理物件と、不動産仲介大手管理物件の687世帯。「困っていること・不便・不満なこと」上位には、「重い商品を持って帰るのが大変」「食事の支度が大変」があった。世代別にアンケートを取ったところ、若い世代ほどお金を払ってでもサービスを受けたい人がいることが判明した。「74万戸の賃貸住宅のうち、3分の2が若年層の入居者で、今後10年は会社に勤める人です。地域活性化を併せ、生活の価値向上ができるサービスにしていきます」(三鍋伊佐雄社長)
今後、1年以内に15エリアに拡大していく。また、「バス巡回」「荷物運搬」などのサービスも拡充する予定。