クラウド会計ソフトを展開するfreee(東京都港区)は3月25日、クレジットカード決済サービスの米Squareの日本法人とソフトの連携を開始した。
支出等を入力すれば自動で帳簿を作成できるソフト「freee」に、決済システム「Square」で記録した売上データを自動で取り込めるようにした。
freeeとは、簿記の知識がなくてもインターネット上で登録・管理できるクラウド会計ソフト。
昨年3月にリリースし、今年2月の時点で45,000ダウンロードを達成。
一方Squareは、店舗経営者や個人事業主が多額のコストをかけることなく導入できるクレジットカード決済システムだ。
iPhoneやiPadのイヤホンジャックに取り付ける決済端末「Squareリーダー」と、無料でダウンロードできるPOSレジアプリ「Squareレジ」を使用すれば携帯端末を利用したその場での決済が可能となる。
今回の連携では、両システムを同期設定することでSquareレジに記録した現金決済やクレジットカード決済などの売上高をfreeeに自動で反映できる。
freeeの佐々木大輔社長は、「従業員10人以下の中小企業や個人事業主のバックオフィスをテクノロジー化するためにfreeeは生まれました。今回の連携は機能拡充の一環です。給与計算機能もリリースしていきたいです」と話した。