現地客付けまで提供し富裕層へ訴求狙う
外国人向けの日本不動産販売で、存在感を増すのがマンションデベロッパーのマリモ(広島県広島市)だ。
2013年ごろから、海外の投資家向け不動産販売に参入し、現在、同社の成長を牽引する成長分野の一つになった。
2014年には、香港の不動産雑誌社に投資家向けの海外不動産開発企業として、表彰された。
その同社が今後、伸ばしたい分野に国内の投資家に海外不動産を紹介するアウトバウンド事業がある。
これまで培ってきた海外現地の不動産会社とのネットワークを生かし、同社で物件を開発し、販売する。
現在、フィリピン等の開発物件の提案に注力する。
「成長市場への不動産投資をお手伝いし、資産形成に貢献したい」と同社の岡崎健治部長は語る。
今月から、フィリピンのマカティ市で開発した総戸数672戸の大型物件の販売を開始。
海外物件の紹介から客付けまで提供できる企業として、支持を集めている。
9月12日に都内で説明会を行うなど積極的に紹介していく。