日系企業の進出支援と投資物件を紹介
スターツグループ(東京都中央区)は1日、カナダのトロントにある現地法人の営業を開始した。
同グループは日系企業の海外進出をサポートする国際事業を強化している。
世界22カ国34都市に事業拠点を設け、住宅やオフィス、店舗、工場などの物件探しから契約、管理までのサービスを提供している。
2016年10月に設立した現地法人のスターツカナダでは、日系企業の海外進出サポートだけでなく、トロントの投資用不動産を紹介するなど、日本の国際事業本部と連携を図る。
カナダの最大都市トロントの都市圏人口は約650万人と、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4番目の大都市だ。
自動車をはじめ製造業、軽工業、小売業、サービス業などの日系企業が集まっており、約1万8000人の日本人が暮らしているという。
今後もさらに日系企業の進出が見込まれる。
同社によると、人口が増え続けるトロント首都圏は、ここ数年、物件価格が上昇を続け、トロント市内の空室率は1%ほどで、不動産マーケットは非常に活況だという。
スターツグループの国際事業は、上海・ヤンゴンでサービスオフィスの運営、プノンペンで自社ホテル開発、フィリピンでレンタル工場の開発及び運営などと各都市のニーズに合わせ、事業を拡大している。