中古住宅の流通を後押し
空き家のマッチングサイト「家いちば」を運営する家いちば(東京都渋谷区)は1月30日、ユーザーの悩み相談の内容や不動産の活用事例を配信する、新たなコンテンツの提供について発表した。
「家いちば保健室」の名称で、不動産の売買・賃貸や活用方法、資金面などの相談内容と回答を発信する。相談には、家いちばに所属する5人のコンサルタントが対応。個人情報が特定されない範囲で、Q&Aの形式により内容を公開していく。
ほかにも、コンサルタントによるブログや不動産活用に関する事例紹介により、不動産の流通や活用に役立つ情報を提供。具体的には、不動産を売買する際の悩みや疑問、購入後の維持管理方法、売却するかどうか迷っている場合の判断方法など、実践的なコンテンツを想定している。個別の物件における具体的な相談も非公開で受け付け、内容に応じてコンサルティングを行う。
家いちばは、売手が買手と直接交渉する「セルフセル方式」を採用したサービススキームで、2015年10月より運営を開始。23年12月末時点で累計利用者数は4万3000人、掲載物件数は3500件、成約物件数は840件となる。これまで空き家問題を流通の側面から支援してきたが、物件取得後の活用においてもユーザーをサポートできるよう、コンテンツの拡充を図っていく。
(2024年3月4日8面に掲載)