関西圏で賃貸・売買仲介の不動産フランチャイズチェーン(FC)「クラスモ」を展開するシーアールエヌ(京都市)は14日、大手賃貸仲介会社のハウスコム(東京都港区)に株式を譲渡し、6月1日付けで連結子会社となることを発表した。譲渡金額は非開示だ。
ハウスコムの子会社化
ハウスコムの資本力を活用し、加盟店へ提供している基幹システムへの設備投資などを進め、FCに加盟するメリットを増やし差別化を図る。
また、大手不動産会社の子会社になることで信用力の後ろ支えとし、FC加盟を検討する不動産会社へのアピール要素とする。
新型コロナウイルス下でFC加盟店数が伸び悩んだことをきっかけに、株式譲渡に踏み切った。
櫻井啓孝社長は「次のステップとして加盟店数の拡大を見据えているが、足元では既存加盟店に提供しているサービスをより充実させたい」とコメントを寄せた。
(2023年4月24日1面に掲載)