オープンエンド型LPSファンドの登場と私募REITの終焉(前編)

【連載】不動産クラウドファンディング 事業化のポイント 第24回

投資|2021年08月22日

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図表1:オープンエンド型LPSファンドの事例

 2010年以降、機関投資家向けのオープンエンド型ファンド(運用期間の定めがなく、運用期間中に解約・換金・追加投資が可能なファンド)として、投資法人という器(ビークル)を用いて組成された「私募REIT(リート)」が注目されてきました。しかし近年、投資法人に代わり投資事業有限責任組合(LPS:エルピーエス)を用いて組成された「オープンエンド型LPSファンド」が登場し、図表1に示すとおり、運用資産規模が急成長しています。

現物と不動産信託両方の投資が容易に

 いずれも私募ファンドであるため詳細な情報は公開されていないものの、金融庁への届け出情報によると、これらのファンドの投資対象資産は、不動産信託受益権ないし当該受益権を所有する会社が発行する匿名組合出資などであるとされています。

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