一般社団法人日本少額短期保険協会(事務局 東京都中央区)は、2012年3月末日時点における業界全体の決算数値を発表した。
保有契約件数は464万件(対前年比109.2%)、収入保険料は491億円(対前年比105.5%)といずれも前年を上回った。業界全体が着実に成長を続けるとともに、少額短期保険が広く浸透し消費者の支持を得ていることを裏付けているようだ。
2006年の保険業法改正を機に誕生した少額短期保険も、6年が経過。23年度は新たに4事業者が設立され、年度末における事業者数は69社となった(2012年7月現在70社)。少額短期保険の販売に従事する代理店数は全事業者合計で約2万7000店となり、募集資格者総数は11万人を超えるまでに成長しているという。
種目別の内訳においては、ペット保険分野において少額短期保険から初の損保移行会社が誕生した影響もあり、昨年度と比較し契約件数・保険料収入ともに減少が見られるが、家財系は契約件数・収入保険料ともに対前年比110%以上の成長を維持している。