不動産業界の女性経営者、実務者が参加する一般社団法人不動産女性塾(東京都中央区)が11月28日に開催した勉強会に、野田聖子衆議院議員が登壇した。会場となった明治記念館・若竹の間には、賃貸不動産業界の女性経営者を中心に72人が参加した。19人の男性参加者の姿もあった。
人口構造を昭和と令和で比較
講演の中で野田氏は、人口減少を日本最大の有事として、対策の遅れによる影響について、データを基に解説した。特に昭和と令和の人口構造の変化を示し、人口減少により従来の社会制度の維持が難しくなっている日本の状況を説明した。続けて、子どもを育てやすい社会制度、女性の働きやすさへの支援、外国人労働者の受け入れ拡大など、働き手の減少に対応する制度への変更の必要性を説いた。